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コロワイドMD、神奈川工場の太陽光発電設備を稼働

2023年1月10日

 コロワイドは12月27日、連結子会社でグループのマーチャン・ダイジングを統括するコロワイドMDの基幹工場である神奈川工場で、太陽光発電設備の稼働を開始したと発表した。

 コロワイドMDでは、今年1月からグループのセントラルキッチンを含む主力4工場を対象として、太陽光発電設備の順次導入を進めてきた。今回の神奈川工場での設備導入、稼働開始により、対象の4工場における太陽光発電設備のすべてが稼働する。

 コロワイドMDが屋上設置型太陽光パネルによる太陽光発電設備を導入したのは、神奈川工場のほか、既に稼働済である静岡、⾧浜(滋賀)、三保(静岡)の4工場。各工場の出力(太陽電池容量)は神奈川工場の213kWh(キロワット時)はじめ、静岡工場195kWh、⾧浜工場243kWh、三保工場157kWh、4工場の太陽光発電の出力合計は808kWh。年平均の日射量等を勘案した年間計画発電量は817,503kWhを見込み、これは標準的一般家庭で約270世帯分の年間消費電力量に相当する。

 コロワイドMDでは、今回の太陽光発電設備の稼働により4工場合計の年間使用電力量の7.2%を自然由来の再生可能エネルギーに置き換えるとともに、年間で360t-Co2(トンCO2)、今後20年間で約7,200t-Co2の二酸化炭素排出削減効果を想定している。

 これら4工場への太陽光発電設備は脱炭素化、二酸化炭素排出削減に向けた取組みの一環として、電力購入契約(PPA)モデルによって導入された。PPA事業者は(株)VPPJapanで、コロワイドMDは同社に設備の設置、保守を委託、発電された電力の全量を自社工場で自家消費する。

■ 発電設備概要

所在地:神奈川県横須賀市佐原2-2-2(神奈川工場)
太陽電池容量(kW):213kWh
稼働開始:2022年12月27日

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