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かもめミライ水産、福島県浪江町に陸上養殖実証施設

2023年1月19日

 日揮ホールディングスは17日、国内EPC事業会社の日揮の子会社である「かもめミライ水産」が、福島県浪江町に建設する陸上養殖実証施設の地鎮祭を行ったと発表した。

 かもめミライ水産は、2024年春から養殖施設で生食向けに需要が高まっているサバの生産開始を目指している。生産したサバは、地元水産業の活性化に加えて浪江町の新たな特産品となるよう、浪江町、いわき魚類(株)と連携しながら、福島県内をはじめ東日本を中心に広く流通させる予定。

 設備は、日揮グループが培ってきた技術力を駆使し、魚の生育環境をAIなどで解析しながら生産効率を高める完全閉鎖循環式の「統合環境制御システム」を備え、2024年2月に完成予定。

 日揮グループは、長期経営ビジョン「2040年ビジョン」で新たに掲げたパーパス「Enhancing planetary health」のもと、陸上養殖の普及を通じて海洋資源を保護しながら、人と地球の健やかな未来を創ることに貢献するとしている。

■ 施設概要

立地:福島県双葉郡浪江町(浪江町北産業団地)
敷地面積:約7,900㎡
延床面積:約2,700㎡
品目:マサバ
生産目標:年間60トン(2027年目途)
地鎮祭:2023年1月17日
完成予定:2024年2月
生産開始:2024年春

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