アイリスオーヤマ、飲料水の生産拠点「富士裾野工場」/300億円投資
2023年1月31日
アイリスオーヤマは30日、新富士裾野工業団地内(静岡県裾野市)の土地と建物を取得し、飲料水の生産・物流拠点となる「富士裾野工場」を新設すると発表した。
同社は、2021年2月に富士小山工場(静岡県駿東郡小山町)の一部を改修して飲料水事業に本格参入した。今回新設する富士裾野工場では、天然水と強炭酸水の生産設備を導入し、順次生産を開始する。これにより、富士小山工場の生産分も合わせて、前年比約2.5倍の供給体制を実現し、飲料水事業の拡大を目指す。
また、富士裾野工場の敷地内に平置きの物流倉庫を新設することで、物流・保管能力を強化し、災害時でも飲料水などの物資を迅速かつ円滑に提供できる体制を構築する。新工場の取得と稼働に伴い、静岡県内で約300名を優先採用するとともに、同県に移住して新工場に勤務する従業員に対しては、引越し費用の補助等の支援を行うという。
同社は、今後も国内各地に生産拠点等を拡充し、産業基盤を強化することで、雇用の創出と経済活性化に貢献するとしている。
■ 新工場概要
名称:富士裾野工場
所在地:静岡県裾野市須山2810番地の4 他
総投資額:300億円
敷地面積:60,759㎡
生産能力(1h当り):天然水1500ケース、炭酸水1300ケース
生産商品:富士山の天然水(500ml)、富士山の強炭酸水(500ml)
生産ライン特長:ペットボトル内製化、全行程自動化による省人化、富士小山工場の生産ラインの約2倍の生産能力
新規雇用人数:約300名
稼働開始予定(工場設立日):2023年6月