SUS、滋賀県甲賀市の新工場が本稼働
2023年2月3日
FA向けアルミプロファイル大手のSUS(静岡県静岡市)は1日、滋賀県甲賀市の滋賀事業所隣接地に建設した「滋賀新工場」が、本格稼働を開始したと発表した。
昨今の国際情勢やコロナ渦、さらには円安の影響とサプライチェーンの混乱等が日本経済を直撃する中、製造業では国内への生産回帰など、体制の変革が進んでいる。同社はこれまで、主要顧客である全国各地の製造現場に対し、迅速で安定した製品供給を実現するため、社内一貫生産体制を構築し、各地に製造とデリバリーの拠点を整えてきた。
今回拡張した「滋賀事業所」は2008年の開設後、主に東海・関西・北陸圏に対するFA向けアルミ製品の製造・出荷を担ってきた拠点。「滋賀新工場」を建設した隣接地は、将来的な体制強化を見込んで2014年に取得したものであり、完成した新工場と、既存の土地・工場・設備を合わせた、新たな「滋賀事業所」では、製造・出荷額を従来比1.5倍に増やす。これにより、国内製造業の旺盛な需要に応えるとともに、20人規模の新規雇用を創出する。
■ 新工場概要
所在地:滋賀県甲賀市甲南町柑子2002-12甲南フロンティアパーク内
敷地面積:23,655㎡(既存の滋賀事業所敷地面積は含まず)
建築面積:4,459㎡
延床面積:4,508㎡
従業員数:80名(操業開始時。操業後、追加で新規雇用20名を予定)
操業開始:2023年2月1日