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JFEスチール、西日本製鉄所に500億円投資

2023年2月8日

 JFEスチールは6日、能力増強投資を行っている西日本製鉄所(倉敷地区)の電磁鋼板製造設備について、さらなる能力増強の検討を開始したと発表した。

 同社は、21年4月に約490億円を投じて高級無方向性電磁鋼板の製造能力を現行比2倍に増強すると発表し、2024年度上期の稼働開始を予定している。今回、500億円規模を投じて電動車主機モータ用トップグレード無方向性電磁鋼板の製造能力を現行比3倍に増強し、2026年度中の稼働開始を計画する。

 カーボンニュートラルに向けた取り組みが世界的に進む中、自動車の電動化に向けた動きが加速している。電動車の駆動モータに不可欠な高級無方向性電磁鋼板に対する需要は、世界的な環境規制の強化に伴い、さらなる急伸が見込まれることから、高級無方向性電磁鋼板の供給体制を増強する。

 同社は今後も、国内製造体制の強化を継続させるとともに、CO2排出量削減に貢献するエコプロダクトの供給を拡大するとしている。

■ 設備投資概要

所在地:岡山県倉敷市水島川崎通1(西日本製鉄所(倉敷地区))
総投資額:500億円規模(予定)
製造能力:電動車主機モータ用トップグレード無方向性電磁鋼板の製造能力を現行比3倍に増強(前回公表分含む)
稼働開始予定:2026年度中

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