Abalance、ベトナムにセル工場建設
2023年2月13日
Abalanceは10日、グループのVietnam Sunergy Joint Stock Company(以下:VSUN)における太陽光パネル製造の主要部品となるセル工場を建設すると発表した。
今回、VSUNの第4工場の竣工に伴い、拡大した生産能力の基で、太陽光パネルの生産に必要となる主要部品のセル(N型 TOPCon)を現状の外部調達から自社生産化により、部品調達の安定化、垂直統合されたサプライチェーンの強化と共に、各国の輸入規制等の市場動向にも対応する。
また、主要部品の大量生産化によるコスト削減を実現することで、グループ連結業績の利益率向上を図る方針。同プロジェクトは、業界で最も先進的な生産ラインと試験装置を導入し、第1フェーズは2023年10月の完成を予定している。また、年間生産能力6GW(投資額:約3億USドル(394.5億円))の内、第1フェーズは年間生産能力3GW(投資額:約1.8億USドル(236.7億円))を予定している。
設備投資資金は、自己資金と借入金により充当する。生産予定のセルは、VSUNの太陽光パネル製造利用のほか、外部の市場販売も視野に入れている。また、第2フェーズのプロジェクト進行については、状況が分かり次第、継続開示するとしている。
■ 設備投資概要
◇ 第1フェーズ
所在地:ベトナム・フートー省錦渓工業団地
設備投資額:約1.8億USドル(236.7億円)(セル工場新設に係る建物、附属設備と機械装置)
敷地面積:約13.42ha
製造品目:太陽光パネル製造の主要部品となるセル生産
生産能力:3G/年
決済方法:自己資金と借入金により充当
完成予定:2023年10月