豊田合成、インドにエアバッグの新工場
2023年2月14日
豊田合成は10日、インドにおける安全規制の強化を背景とするエアバッグの需要拡大に対応するため、豊田合成ミンダインディア(株)の本社(ニムラナ工場)の生産能力を強化すると発表した。
インドでは従来から車両搭載が増えていた前面衝突に対応したエアバッグ(運転席用エアバッグ・助手席用エアバッグ)に加え、今後は側面衝突対応エアバッグ(サイドエアバッグ・カーテンエアバッグ)の装着が進展する見込み。これに伴う需要の拡大に対応するため、ニムラナ工場を拡張し、エアバッグの生産設備を導入する。
同社は、自動車生産が伸びるインドを重点市場と位置付けており、インド国内の主要顧客であるスズキやトヨタが所在する北部、西部、南部を中心に、最適な生産・開発体制の構築を進めてきた。今後も同社の主力製品であるエアバッグを中心に、顧客の調達ニーズに柔軟・迅速に対応することで事業成長を図る。
■ 工場増設概要
所在地:インド国ラジャスタン州ニムラナ
投資額:約22億円
土地面積:約78,000㎡
建屋:約21,000㎡→拡張後約35,000㎡
生産品目:セーフティシステム製品(各種エアバッグ・ハンドル等)、ウェザストリップ製品
従業員数:約1,100名(2022年12月末)
稼働予定:2024年9月