日本電産、中国の車載用モータ新工場が稼働
2023年2月15日
日本電産は14日、子会社のニデックモータ(大連)有限公司が、中国・遼寧省大連市で、新工場の開業式を行ったと発表した。
同社は、中国における最初の子会社である日本電産(大連)有限公司(現ニデックモータ(大連))を1992年に大連市経済開発区に設立。以来、PC用のDCモータ、ファンモータ、車載用モータ等を量産している。
今回、新工場をニデックモータ(大連)有限公司として新たに大連市金普新区の「中日生態示範新城(中日エコシティ)」に建設するもので、同団地における初めての主要プロジェクト。
新工場ではEMB(電子機械ブレーキ)用モータ、EWP(電子ポンプ)等を中心とした車載用モータを製造する他、将来的にはトラクションモータシステム「E-Axle」を量産する予定。また、同拠点にはR&Dセンターも開設しており、現在約500名の人員を今後1,000人規模に拡大する予定。同拠点ではサプライヤー誘致活動を推進しており、ニデックを中心とした車載モータの産業クラスターを構築する計画。
■ 新工場概要
所在地:中国・遼寧省大連市金普新区「中日生態示範新城(中日エコシティ)」
延床面積:100,000㎡
事業内容:車載用モータの開発、製造
人員規模:1,119人(2023年2月時点工場・R&Dスタッフ合計)
開業式:2023年2月14日