ウルトラファブリックス・ホールディングスは14日、連結子会社でポリウレタン合成皮革を製造する第一化成が新工場を建設すると発表した。

　今回、行田工場（埼玉県行田市）の経年劣化による老朽化に安全面から対応すると共に、生産能力の拡充、研究開発力の強化、今後の事業拡大に対応するため、新工場を建設する。

　敷地面積は行田工場の約2倍とし、検査・梱包作業、研究開発室、事務所などの規模も拡大して新製造方法・新製品・新素材の開発を加速させる。また、高品質で多種多様な製品を効率的に生産するため、各種設備は行田工場をベースにアップグレードしたものを採用する。

　加えて、既存の設備よりもCO2排出量を削減できる設計とし、排水を再利用する設備や、太陽光、水素、地下水等を活用できる設備を導入してサステナブルプラント化を推進する。

　工場用地は群馬県邑楽郡千代田町内に所有する土地を活用し、2025年1月の稼働開始を予定している。