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魁半導体、京都市右京区に新工場

2023年2月20日

 半導体製造装置を製造する魁半導体(京都府京都市)は13日、プラズマ受託処理事業を新規事業として開始するため、京都市内に土地を取得し新工場の建設に着手したと発表した。

 同社は主に大学や大手企業の研究部署などに表面処理加工用途のプラズマ装置を製造販売している。プラズマ加工の原理を熟知した技術をもとに装置を開発し、半導体などエレクトロニクスメーカーやレンズメーカーに800台以上の納入実績がある。

 近年はエレクトロニクス業界のほかにもバイオや医療などの分野からも新規性の高い引き合いも増えている。研究開発用や小規模生産用など、新たなプラズマ加工ニーズが高まっているが、設備導入をする市場規模でない案件も多いことから、新規事業としてこの受託加工を開始し幅広い需要に対応していく。

■ 新工場概要

所在地:京都府京都市右京区西院清水町164番地1
投資額:約2億円
敷地面積:190㎡
建築面積:約120㎡
延床面積:約360㎡
構造:1階 大気圧プラズマ処理フロア
  :2階 真空プラズマ処理フロア(クリーンルーム設置)
  :3階 執務フロア
  :※本社とのオンライン常時接続モニターにより円滑なコミュニケーションが可能
機械設備:大気圧プラズマ装置/大型2台、中型2台、小型2台/2軸ロボットでプラズマトーチを操作、RtoRでフィルムの連続処理も可能
    :真空プラズマ装置/大型3台、中型2台、小型2台/クリーン環境での受託処理が可能
    :評価装置等、その他/光学顕微鏡 接触角計/クリーンベンチの中で被処理物をハンドリング可能、プロセス中の発光測定装置等でプラズマ処理の精度を向上、ディップコーター・スピンコーター・等の後工程設備も導入
事業内容:プラズマ受託処理事業
従業員数:計23名予定(2023年7月稼働時、本社含む全従業員数)
着工:2022年12月1日
竣工予定:2023年7月11日

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