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キリンビバレッジ、湘南工場と滋賀工場で設備増強

2023年3月3日

 キリンビバレッジは2月27日、湘南工場と滋賀工場にロールラベラー(ペットボトル飲料にロールラベルを巻く機械)を追加導入し、ロールラベルのペットボトル飲料の製造体制を強化すると発表した。

 稼働開始時期は湘南工場で2月、滋賀工場では4月を予定している。「生茶」ブランドの主力容器である525mlペットボトルに4月からロールラベルを新たに採用するにあたり、自社工場の製造体制を整える。

 同社は、大型ペットボトルや自動販売機用商品を中心にシュリンクラベルからロールラベルに切り替えてきたが、ロールラベルの商品をさらに拡大していくため、自社での製造体制を強化する。

 シュリンクラベルからロールラベルに切り替えることで、ラベルを薄く、面積を小さくできる。また、ラベルを巻く際に蒸気を使用する必要が無くなるため、製造時に使用する蒸気量を削減することができる。今回の両工場へのロールラベラー追加導入により、プラスチック使用量を年間約100トン、温室効果ガス排出量を約700トン削減する見込み。

■ 設備投資概要

◇ 湘南工場
所在地:神奈川県高座郡寒川町倉見1620
導入設備:ロールラベラー 2ライン
稼働開始予定:2023年2月

◇ 滋賀工場
所在地:滋賀県犬上郡多賀町敏満寺1600
導入設備:ロールラベラー 1ライン
稼働開始予定:2023年4月

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