村田製作所、フランス・カーンでシリコンキャパシタの増産
2023年3月10日
村田製作所は8日、生産子会社であるMurata Integrated Passive Solutionsは、シリコンキャパシタの生産能力を拡大するため、フランス・カーンで200mmウエハの生産ラインを新設すると発表した。
新ラインは2023年の春から新設の準備を開始し、既存建物の中に新設される。これにより2023年から2025年にかけて、新たに100名を超える雇用創出を見込んでいる。製造したシリコンキャパシタは、埋め込み型医療装置、電気通信インフラストラクチャ、携帯電話など要求の厳しい用途に利用されている。
新ラインは200mmウエハをベースとしており、電気特性に対して高い性能を発揮する最新のPICS技術を活用することに重点を置いている。新ラインの製品は、厚み40µmの極小サイズでありながら高い性能と静電容量値を持ち、主に携帯端末市場の用途で用いられる。
■ 設備投資概要
所在地:フランス・カーン
事業内容:シリコンキャパシタの製造
設備:200mmウエハの生産ライン新設
新規雇用予定:100名超見込み(2023年~2025年)
新設準備開始:2023年春