トシコ、愛知県一宮市に新工場
2023年3月13日
トシコ(埼玉県川越市)は10日、愛知県一宮市に新工場を建設し、中部地区での生産拠点である関ヶ原工場から移転すると発表した。
凹凸効果による非粘着表面処理「トシカル」コーティングを行うトシコは、これまで埼玉県川越市の本社工場と岐阜県関ケ原町の関ヶ原工場との二拠点体制で生産を行ってきた。
関ヶ原工場は、1996年に操業を開始し、中部地区の生産拠点としてきたが、生産能力の限界や、建物等の老朽化などが課題となっていた。
今回、多様なニーズに素早く対応するため、グループ会社の(株)フロロコート名古屋の隣地に移転し、成長に向けた新たな工場を建設する。
新工場では、新規にバッチ炉と水洗ブースを導入する。現状と比較し生産能力は1.8倍となる。また、新工場の建屋の屋根にソーラーパネルを設置し、ESGに配慮した工場運営を行う。
あわせて、現在の製造のみの組織体制から、製造と販売が一体の事業部制に変更する。スムーズな顧客により、技術に加え更なる顧客満足度の向上を目指す。新工場は2023年4月28日に竣工、5月16日からの生産開始を予定している。
■ 新工場概要
名称:東海工場
所在地:愛知県一宮市三条字野間8番1
総投資額:4億5,000万円(土地、工場、新規設備投資含む)
敷地面積:1640㎡
建屋面積:826㎡
生産品目:表面処理(「トシカルS」コーティング、「ファインブラスト」加工)
生産能力:現状比1.8倍
竣工予定:2023年4月28日
生産開始予定:2023年5月16日