東洋紡、犬山工場に新生産設備
2023年3月15日
東洋紡は13日、犬山工場(愛知県犬山市)に新生産設備を新設し、一部銘柄の量産を開始したと発表した。
世界的に環境意識が高まる中、包装材の環境負荷低減に貢献するフィルム製品の需要は一層増している。
今回、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(以下:OPPフィルム)の新シリーズである超高剛性OPPフィルム「パイレン EXTOP」をはじめ、食品包装・産業資材用途の各種OPPフィルムを生産する設備を新設し、2023年2月から一部銘柄の量産を開始した。今後、各銘柄の生産を順次本格化させる予定。
新設した生産設備には、長年のフィルム事業で培ったノウハウを反映した最新鋭の製膜機を導入。一般的なOPPフィルムの約1.7倍の腰の強さを持ち、包装材におけるプラスチックの使用量や燃焼時の二酸化炭素排出量を削減できる「パイレン EXTOP」などの高効率な生産が可能となる。
また、環境に配慮したフィルム製品の供給体制の強化に加え、炎や煙を感知するセンサー類や消火設備を増強するなど、安全・防災機能のさらなる充実も実現した。
■ 設備投資概要
所在地: 愛知県犬山市木津前畑344(犬山工場)
事業内容:二軸延伸ポリプロピレンフィルムの製造
量産開始:2023年2月(一部銘柄)