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郵船ロジスティクス、メキシコ・グアナファト州に新物流センター

2016年3月29日

 国際航空・海上貨物大手の郵船ロジスティクス(東京都港区)は25日、メキシコ法人Yusen Logistics (Mexico), S.A. de C.V.がメキシコ・グアナファト州セラヤ市近郊に今年オープンする新施設「バヒオ・ロジスティクスセンター」の建設を開始したと発表した。

 バヒオ・ロジスティクスセンターは自動車産業が集積するメキシコ中央高原バヒオ地区のAmistad Bajio工業団地内に建設される。

 総面積約67,000㎡の敷地に、トレーラー積み替え効率を高めるクロスドック型倉庫、海上コンテナの一時保管を可能にする内陸コンテナデポ、国内JIT配送やミルクラン、米墨間クロスボーダー輸送を想定した大型トレーラーヤードを備えた多機能物流施設として、近年高まる自動車物流のニーズに対応する。

 同施設は、メキシコにおけるNAFTA物流の重要拠点として、非居住者在庫やクロスドック、生産工場へのJIT配送を可能とし、北中米での顧客サプライチェーンをサポート。

 また、15年6月にメキシコシティ空港保税区域内外で航空貨物の輸出入業務自営化を開始しており、今後拡充するグアダラハラ空港やモンテレー空港の自営業務と合わせて同センターをメキシコにおける物流の集約拠点として保管や流通加工など各種サービスを提供する。

■ 物流施設概要

名称:バヒオ・ロジスティクスセンター / Bajio Logistics Center
所在地:Parque Industrial Amistad Bajio, Apasep El Grande, State of Guanajuato, Mexico
総敷地面積:約67,000㎡
倉庫面積:約5,000㎡
コンテナデポ面積:7,260㎡
トレーラーヤード面積:4,440㎡
事務所面積:1,000㎡
その他:倉庫は需要に応じて拡張を検討
着工:2016年3月
稼働予定:2016年中

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