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AGC、千葉工場で半導体関連向けフッ素製品の増産/350億円投資

2023年3月27日

 AGCは23日、半導体関連向けを始めとした旺盛な需要に対応するため、フッ素製品の製造能力を増強すると発表した。

 フッ素製品は耐熱性・耐候性・耐薬品性に優れているため、半導体・航空機・自動車などの幅広い産業で利用されている。とりわけ高度な特性・信頼性が必要とする高速通信機器や燃料電池車・水素エネルギーなどの先端産業分野で同社製品の技術特性が高い評価を受けていることから、近年フッ素製品の販売は順調に拡大しており、2021年に鹿島工場と千葉工場で製造能力の増強を実施している。

 今後も半導体産業を中心に、フッ素製品需要の大きな成長が見込まれていることから、更なる能力増強を決定した。また、フッ素製品に対する投資を積極的に継続していき、2024年にパフォーマンスケミカル事業の売上高2,000億円以上を目指す。

■ 設備投資概要

所在地:千葉県市原市五井海岸10(千葉工場)
投資額:約350億円
生産品目:フッ素製品
稼働開始予定:2025年第2四半期

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