コテック、和歌山・紀の川工場を増設
2023年3月28日
和歌山県紀の川市は22日、リサイクルエンプラを製造するコテック(大阪府堺市)が、紀の川工場隣接地に工場の増設すると発表した。
現在、紀の川市の北勢田ハイテクパークにある同社工場で、独自に確立したリサイクル技術により、ポリカーボネート(PC)樹脂などの強度や耐熱性に優れたエンジニアリングプラスチック(エンプラ)を製造しており、品質の高いオリジナルブランドのリサイクルエンプラとして国内外の市場に供給している。
環境問題に取り組む企業の増加に伴いリサイクル材の需要が拡大する中、スーパーエンプラは、軽量化が求められる電気自動車のバッテリー周辺部材などに利用されており、今後さらなる市場拡大が見込まれている。
今回、エンプラよりも耐熱性や難燃性、耐薬品性に優れたPEEK樹脂やフッ素樹脂などのリサイクルスーパーエンプラの製造に特化した新工場を建設する。
■ 新工場概要
進出場所:和歌山県紀の川市北勢田字烏子川1079番21(北勢田ハイテクパーク内)
投資額:8億8,900万円(建物・設備等)
敷地面積:5,970㎡
延床面積:1,800㎡
雇用予定:正社員16名(3年間)
業務内容:リサイクルスーパーエンプラの製造
操業開始予定:2024年10月