豊田合成、ブラジルでセーフティシステム製品の増産
2023年3月29日
豊田合成は27日、南米におけるエアバッグなどのセーフティシステム製品の販売拡大に対応するため、ブラジルのグループ会社であるGDBRインダストリアコメルシオ(以下:GDBR)の生産能力を強化すると発表した。
工場の建屋を拡張、エアバッグやハンドル用の設備を導入して生産能力を高めるほか、既存の工場も含めてレイアウトを最適化することで生産性の向上を図る。
GDBRは、同社グループにとってのブラジル初の拠点で2015年に自動車部品の生産を開始して以来、内外装部品やドア・窓枠のシーリング用ゴム部品(ウェザストリップ製品)を中心に生産・販売を拡大してきた。今後も持続的な成長が見込まれる南米市場で、同社の主力製品であるセーフティシステム製品を主軸にカーメーカーのニーズに対応し、更なる事業成長を目指す。
■ 設備投資概要
所在地:ブラジル連邦共和国 サンパウロ州 イタペチニンガ市
投資額:5,600万レアル(約14億円)※1レアル=25円
建屋面積:約18,000㎡ → 拡張後約22,800㎡
導入設備:エアバッグの組付装置、ハンドルの成形・組付装置
生産品目:セーフティシステム製品(運転席・助手席用エアバッグ、サイドエアバッグ、ハンドル)/内外装部品 (インストルメントパネル構成部品)/ウェザストリップ製品 (ガラスラン、ドアウェザストリップ)
従業員数:449名 (2023年1月末)
稼働開始予定:2024年12月