マックス、タイのワイヤ専用工場が竣工
2023年4月5日
マックスは3月28日、鉄筋結束機用結束ワイヤ専用工場としてタイ第3工場を竣工したと発表した。
同社は、2013年に現在の場所でタイ工場の稼働を開始して以来、オフィス機器、建築・建設用工具の生産を行っている。
今回、鉄筋結束機の販売数量増加に伴う需要伸長に対応するため、結束ワイヤ専用タイ第3工場を増築した。これにより、さらなる鉄筋結束機事業の成長に向け、グローバルに安定供給を行う生産体制が整う。
同社の注力事業である鉄筋結束機事業は、2017年「ツインタイア」発売を契機として国内外で伸長が続いている。技能者の人手不足と高齢化が憂慮する現在、作業効率化と省人化に加え、就労者の疲労軽減に貢献する鉄筋結束機の需要は、今後もさらなる増加が予測されている。
今回の増築では、現在の生産量に対し+25%の供給能力となる。需要状況に応じて、今後、現在の生産量に対し最大+75%の能力アップを予定する。また、タイの3工場すべてに太陽光発電設備(出力約1,000kw)を設置し、工場で使用する年間消費電力の約15%を発電するほか、LED照明を採用し、省エネルギーに努める。
■ 新工場概要
名称:MAX (THAILAND) CO., LTD. 第3工場
所在地:タイ・チョンブリ県WHAイースタン・シーボード工業団地内
投資規模:約17億円
建物面積:4,800㎡
構造:平屋鉄骨造
生産品目:充電式鉄筋結束機「ツインタイア」シリーズ用結束ワイヤの生産
稼働開始:2023年3月