ヨネックス、新潟工場に新工場と研究開発棟建設
ヨネックスは6日、新潟県長岡市のヨネックス長岡工場隣接地に新工場と研究開発施設を建設すると発表した。
新工場は主にテニス製造を担い、2023年11月の着工を予定している。同社のテニスラケットはトップ選手からの性能への評価が高く、直近のグランドスラム(全豪オープン)では同社ラケットとストリングの使用率が第2位となっている。それとともに世界中のテニスファンの間でもヨネックスブランドが浸透し、同社のテニス用品売上は北米、ヨーロッパを中心にグローバルで伸長している。
世界の顧客からの高まる需要に応え、最新技術を備えた新工場を建設することで生産体制を強化し、新たな研究開発施設、既存工場と一体となった新次元のものづくりで顧客のプレーをサポートする。
研究開発施設は、最新鋭の解析設備に加え、4大大会を想定した4種類の異なるサーフェス(表面)のテニスコート、最大8面のバドミントンコート、トレーニング施設を備え、実際の多様なプレー環境におけるプレーヤーの動作や打球の解析が可能となる。さらに、解析情報を隣接する生産施設と連携することで試作や改善のサイクルをスピード感をもって回し、製造に移行できることも特徴。また、研究開発に加えて、トップアスリートの練習拠点、ジュニア選手育成の場としても活用し、競技の普及・発展にもつなげていく。
■ 設備投資概要
◇ 新工場
名称:ヨネックス(株)新潟工場長岡B棟(仮称)
所在地:新潟県長岡市高頭町中山
延床面積:約12,000㎡
着工予定:2023年11月
竣工予定:2025年6月
◇ 研究開発施設
名称:Yonex Performance Innovation Center(仮称)
所在地:新潟県長岡市高頭町中山
延床面積:約8,730㎡
着工:2023年4月6日
竣工予定:2024年6月