IHIインフラシステム、堺工場の新事務所棟が竣工
2023年4月10日
IHIは6日、グループ会社のIHIインフラシステム(以下:IIS)が堺工場内に建設を進めてきた新事務所棟の竣工式を行ったと発表した。
新棟には、IISの生産プロセスを担う部門(設計・生産・建設)が入居するとともに、IIS子会社のIHIインフラ建設(以下:IIK)が関西地区に有する同様の機能も新棟に集約する。これにより、IHIグループが有する橋梁事業と鉄構事業の連携を強化し、事業構造改革を加速させ、保全・防災・減災事業の拡大を図る。
新棟は、ABW(Activity Based Working)の考え方に基づき、縦の動線経路を充実させ、業務に応じたワーキングスペースへの移動を促すレイアウトになっている。一方で、DXを推進するため、全館無線LAN設置やDXルームを設置し、社内外の枠を越えた連携を通じて技術開発力の強化や社会課題の解決に取組む。建屋は、省エネ・耐震性に配慮した建築となっており、かつ4か所の吹き抜けや共有スペースにより、明るく開放的な執務空間を実現した。
■ 新棟概要
所在地:大阪府堺市堺区大浜西町3番地
延べ床面積:7,581.62㎡
建築面積:2,691.74㎡
構造:鉄骨造3階建て
収容人数:550人
・CASBEE(建築環境総合性能評価システム)Sランク
・ZEB(Net Zero Energy Building)Ready相当
・国交省サステナブル建築物等先導事業(省CO₂先導型申請建物)
・BCP対策(堺市ハザードマップ浸水対応・太陽光発電・蓄電池・非常用自家発電機等)
竣工式:2023年4月6日
業務開始予定:2023年5月8日