サンケン電気、新潟にパワーモジュール生産工場
2023年4月10日
サンケン電気は7日、新会社の新潟サンケン(株)を設立し、EVトラクションモータ用パワーモジュールの生産工場を新設すると発表した。
今回、納入先である海外ティア1からの提示される将来に向けた継続的な需要増加が次第に明らかとなって来たことから、生産能力の一段の増強を図る。
新工場は、(株)JSファンダリ新潟工場の既存の半導体生産工場用の建屋を賃借して活用することで、生産立ち上げまでの期間について大幅に短縮を図る計画。これにより、同子会社における量産は、2024年後半の開始を予定しており、次期中期経営計画の最終年度26年には年間300万個の生産体制を整える。
今後、二酸化炭素の排出量削減に向けた世界各国の環境対応への動きが加速していく中で、EV車輛の生産量増大が見込まれている。こうしたEVビジネスへの需要を背景に、同社の成長ドライバーとなる同製品の生産体制は、グループ全体で将来的に年間1,000万個の生産を目指す。
■ 新工場概要
所在地:新潟県小千谷市千谷甲3000番地(JSファンダリ 新潟工場)
生産品目:EVトラクションモータ用パワーモジュール
生産能力:年間300万個(2026年度)
量産開始予定:2024年後半
◇ 新会社概要
名称:新潟サンケン(株)
所在地:新潟県小千谷市千谷甲3000番地
事業内容:電子部品とデバイスの製造と販売
資本金:9,500万円
設立年月日:2023年5月16日(予定)
大株主と持株比率:サンケン電気100%
取締役会決議日:2023年4月7日
会社設立日:2023年5月16日(予定)