デサント、水沢工場刷新/30億円投資
2023年4月11日
デサントは10日、 岩手県奥州市の水沢工場を刷新すると発表した。
中期経営計画D-Summit2023の最終年度を迎える2024年3月期は日本・韓国・中国の3本柱経営の安定化に加え、戦略の柱に「ブランディング」を据え、新たな成長のための投資も実行する。その一環で、「デサント」のモノづくりの中核を担うデサントアパレル(株)水沢工場を、国内縫製工場として次の50年を見据えた新たな工場に刷新する。
新工場は、開発・製造・サスティナビリティで国内3工場(水沢工場、吉野工場、西都工場)のマザーファクトリーになり、環境配慮、地域共生、働きがいを重視した工場とする。
同社は、2023年3月期第3四半期時点で、主要事業エリアである日本・韓国・中国でバランスよく収益を上げ、2022年11月7日公表の連結業績予想では当期純利益が過去最高益の100億円を達成した。次期中期経営計画期間中(25年3月期から27年3月期)に「デサント」ブランド日・韓・中での収益倍増を目指す。
■ 設備投資概要
所在地:岩手県奥州市胆沢小山北蛸ノ手10
総投資額:約30億円(建物、設備)
延床面積:約6,000㎡
主要新築建屋:鉄骨造1階建て
主要生産設備:自動裁断機、シームシーリング機、転写プレス機、羽毛充填機、工業用ミシン
資金調達:自己資金
操業開始予定:2025年7月