グンゼは12日、プラスチックフィルム事業の基幹である守山工場を「サーキュラーファクトリー」（資源循環型工場）に転換し、4月18日に竣工すると発表した。

　サーキュラーファクトリーは、プラスチック廃材を出さないゼロ・エミッション（廃棄物の埋め立て処分量ゼロを目指す取り組み）を実現する工場。異種積層化された自社フィルムを回収し、異種分離と再生技術を確立させ、2030年には100％循環型原料の製品化を目指す。

　今後、守山サーキュラーファクトリーをモデル工場として、培ったノウハウは海外も含めて他の生産拠点にも投入する予定。