シチズンマシナリー、長野の精密加工工場が竣工
2023年4月14日
シチズンマシナリーは12日、軽井沢本社の敷地内に建設を進めていた精密加工工場が完成し、竣工式を行ったと発表した。
同社はこれまで、中国新工場の建設やタイ工場の増床などによる生産能力の増強を進めていた。こうした工作機械本体の生産増強に合わせ、スピンドルなどの基幹部品を確保する必要があるため、本社工場の隣接地に精密加工工場を新設した。
新工場では、ロボットやAGV(無人搬送車)などの活用により生産性向上を図り、基幹部品の生産能力を6割増強する。安定的な供給体制を構築するほか、専門的な知識や熟練の技術力を必要とする基幹部品の製造を国内で行い、それらをグローバル生産拠点へ供給することで、顧客への高品質、高精度な製品を提供する。
また、サステナブルファクトリーを目指し、太陽光発電による再生可能エネルギーの利用や自動化と作業環境改善による年齢・ジェンダーにとらわれない職場環境の構築、軽井沢本社敷地内に生息する希少生物の環境保護など持続可能な社会に貢献する。
■ 新工場概要
所在地:長野県北佐久郡御代田町御代田4107-6(本社敷地内東側)
建物延床面積:4,459㎡
着工:2022年4月
生産開始:2023年5月