伊藤ハム米久プラント、静岡県三島市に新工場/200億円投資
2023年4月21日
伊藤ハム米久ホ-ルディングスは20日、子会社の伊藤ハム米久プラントが、静岡県三島市に新工場を建設すると発表した。
新工場は、三島市にあるケンコ-工場を建て替え、食肉加工技術やノウハウを最大限結集させた、東日本エリアの主力工場として2026年を目途に竣工する予定。
多様化する顧客ニ-ズや競争力強化が求められる国内ハム・ソーセ-ジ市場に対応するため、AIやIoTを活用したDX対応の生産設備や、省人化された一貫生産ラインを備えた高効率工場となる。
また、省エネ対策や温暖化ガス削減など地球環境に配慮した設備を取り入れる。工場見学や体験教室なども可能な次世代型のハム・ソーセ-ジ工場となる。
伊藤ハム米久ホ-ルディングスグル-プは「中期経営計画2023」で、「収益基盤の強化」を重点取り組み方針として掲げ、全体で500億~600億円規模の投資を計画している。今回の投資はその一環として、グループ全体の最適化を図るため、加工食品事業の生産拠点や物流拠点を再編するもの。
■ 新工場概要
所在地:静岡県三島市安久43-2
投資額:約200億円
敷地面積:18,969㎡
延床面積:約20,000㎡
生産アイテム:ハム、ソーセージ、ベーコンなどの食肉加工品
生産量:約14,000トン/年
竣工予定:2026年