JVCケンウッド、中国生産拠点を閉鎖
2023年5月8日
JVCケンウッドは4月27日、中国子会社のShanghai Kenwood Electronics Co., Ltd.(以下:SKE)の事業活動を2023年9月末で終了すると発表した。
SKEは、主に自動車メーカー向けナビゲーション製品を生産してきたが、中期計画の一環として、グローバルでの生産拠点最適化を検討し、2023年9月末にSKEでの生産を終了し、事業終息する。
現在のSKEの主要生産品目である自動車メーカー向けナビゲーションやオーディオ製品は、JVCケンウッドグループ内で生産する予定。今後、SKEの人員や技術を生かす持分譲渡等の検討を進めるとともに、譲渡先による継続生産を委託する可能性を併せて検討していく。
今後も同社グループは、新中期経営計画「VISION2025」に基づき、生産拠点における自動化推進や地政学リスクや為替リスクを回避する消費地生産、サプライヤエコシステム構築などを軸に、総生産量・総工数に見合った生産拠点規模への統合を目指すことで、事業体質の強化を図るとしている。
■ SKEの概要
名称:Shanghai Kenwood Electronics Co., Ltd.
所在地:No.2160 Rongle East Road, Songjiang Shanghai, China Postal Code 201613
事業内容:モビリティ&テレマティクスサービス関連機器の製造販売
資本金:CNY 114,435,148.41(約2,222百万円) ※CNY:人民元 ※2023年3月31日現在
設立年月日:1994年 6月 20日
従業員数:410名(非正規社員含む)
事業終了:2023年9月末