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帝人、松山事業所でパラ系アラミド繊維の生産能力増強/投資額15億円

2016年3月31日

 帝人(大阪市中央区)は29日、松山事業所で生産しているパラ系アラミド繊維「テクノーラ」について、グローバル市場における需要拡大に対応するため、製糸工程の増設などにより、生産能力を約10%増強すると発表した。

 パラ系アラミド繊維は、強度、弾性、耐衝撃性などに優れる高機能素材で、主に自動車用ゴム資材補強、コンポジット補強、土木建築資材、ロープ、ケーブル、防護衣料などに使用されており、今後も安定した市場成長が見込まれている。

 中でも「テクノーラ」は、伝動ベルトやホースなどのゴム補強、地盤補強など、より過酷な条件下における用途の多様化が進み、近年はほぼフル稼働での生産を続けていた。

■ 設備増強概要

所在地:愛媛県松山市北吉田町77番地(松山事業所(北地区)内)
投資額:約15億円
増強規模:現状対比 約10%増強
着工予定:2016年6月
稼働予定:2017年10月

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