シキボウ、大阪府堺市に新工場建設
2023年5月8日
シキボウは4月27日、連結子会社のシキボウ堺に新工場を建設すると発表した。
新工場は、食品用増粘安定剤におけるブレンド(粉体の混合)製品の生産能力を最大約2.5倍に増やすため、自動化された生産設備を2ライン導入する。また、品質向上のために洗浄可能なサニタリー仕様の生産設備を導入するとともに、医薬品の製造環境に準じたクリーン度を実現する空調設備を導入する予定。増粘多糖類の精製や新規開発品の増産が可能なスペースも確保することで、将来の事業拡張に備える。
化成品事業の食品添加物(増粘安定剤)は、高齢者向けの補助食品や機能性食品の需要増、食の多様化ニーズに応えるビジネスチャンスがあると見込まれており、海外市場でも健康志向は年々高まっていることで、ますます需要が高まると予想されている。
■ 新工場概要
所在地:大阪府堺市西区築港浜寺西町11番地(シキボウ堺)
投資予定額:約37億円
設備投資内容:新築建屋および食品分野製造設備ほか
主な製造品目:食品用増粘安定剤におけるブレンド(粉体の混合)製品
生産能力:最大で約2.5倍
設備:最新設備を2ライン導入
操業開始予定:2025年1月