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OSPホールディングス、福岡県北九州市に新棟建設

2023年5月15日

 OSPホールディングスは11日、門司工場(福岡県北九州市)に新棟を建設するため、16日に地鎮祭を行うと発表した。

 OSPグループは、全国18ヵ所に生産拠点があり、門司工場と岡山工場がフィルム製品専用工場として稼働している。新棟は門司工場8棟目となる建物で、北九州市における新規雇用を20~30名計画している。

 食品業界ではフードロスの観点から賞味期限の見直しや延長が求められている。包装資材を高機能フィルム製品に切り替えることで需要は増え、今後はさらに伸長すると見込まれている。

 新棟の建設により、フィルム製品の安定した生産体制と顧客ニーズへの柔軟な対応を強化する。また、多様な働き方に対応するため、日勤勤務者の作業スペースを確保し、一部の作業工程を自動化して省人化を実現する。

 環境への取り組みとして、新棟の屋上に太陽光設備を設置し、自工場のエネルギーに活用することで、エネルギー消費とCO2削減に貢献する。
ドライラミ接着剤の硬化設備では「エージングBOX」を採用し、温風調整によるエネルギー消費削減とCO2削減を実現する。さらに、廃熱を利用したサーモコイルの導入により、エネルギー(LPガス)の使用量を30%削減し、さらなるCO2削減に貢献する。
門司工場では、稼働する印刷機の増加に伴い、積極的に水性グラビア印刷への取り組みを行う方針。

■ 新工場概要

所在地:福岡県北九州市門司区新門司2丁目15-2
設備投資額:約40億円
延床面積:7,917.65㎡(2,395.1坪)
建物:鉄骨造3階建
新規雇用予定:20~30名
設計・施工:(株)小緑組
着工予定:2023年5月下旬
操業開始予定:2024年6月

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