積水化学工業、滋賀水口工場でポリビニルアセタール樹脂の増産
2023年5月17日
積水化学工業は16日、滋賀水口工場で、ポリビニルアセタール樹脂の生産能力を増強すると発表した。
近年、パソコン、スマートフォンなどの電子機器用途に加えEV車などをはじめとした車載電子部品の増加に伴い、ポリビニルアセタール樹脂の需要は急速に拡大している。今後も、エレクトロニクス産業だけでなく自動車産業でも市場伸長が継続的に見込まれていることから、約20億円を投じて、安定した供給体制を整える。
高機能プラスチックスカンパニーの機能樹脂事業部では、ポリビニルアセタール樹脂事業をグローバルに展開しており、各種バインダー、接着剤、インク、塗料など幅広い用途で使用されている。特に電子部品向けセラミックバインダー用途では世界トップシェアを誇っている。
■ 設備投資概要
所在地:滋賀県甲賀市水口町泉1259(滋賀水口工場)
投資額:約20億円
投資内容:設備増設(現生産能力の約2割増)
増産開始:2025年度第4四半期(2026年1~3月)