マツダ、タイの新パワートレイン工場で開所式
自動車メーカーのマツダは7日、タイ・チョンブリ県に建設した新パワートレイン工場「Mazda Powertrain Manufacturing (Thailand) Co., Ltd.」(MPMT)で開所式を実施したと発表した。
新開所式には、来賓としてタイ王国のマハー・チャクリー・シリントーン王女殿下を迎え、MPMTの川上 英範(かわかみ ひでのり)社長兼CEOはじめとする従業員や、マツダの小飼 雅道(こがい まさみち)代表取締役社長兼CEOなど、約500名が出席し、同工場の開所を盛大に祝った。
MPMTは、防府工場(山口県防府市)に次ぐ、同社の海外初となるトランスミッション生産拠点として、2015年1月より新型自動変速機「SKYACTIV-DRIVE」を生産。年間生産能力は40万基で、MPMTで生産されたトランスミッションは、タイを始め、マレーシア、ベトナム、メキシコ、中国など、マツダのグローバルな生産拠点に供給される。
2015年第4四半期中にも量産を開始する予定のエンジン工場では、既に「SKYACTIV-D1.5」のパイロット生産に着手しており、タイにおいて、エンジンからトランスミッション、車両に至るまで、「SKYACTIV技術」搭載車の一貫した生産体制が整うとしている。
■ マツダパワートレインマニュファクチャリング概要
会社名:Mazda Powertrain Manufacturing (Thailand) Co., Ltd. (MPMT)(マツダパワートレインマニュファクチャリング(タイランド) Co., Ltd.)
資本構成:マツダ株式会社:100%
所在地:タイ王国 チョンブリ県
総投資額:約260億円
土地面積:約209,000㎡
建屋面積:約49,000㎡
事業内容:マツダ車向けトランスミッションの製造・販売
従業員数:約500名
会社設立時期:2013年2月