SAFFAIRE SKY ENERGY、堺市のSAF製造設備着工
2023年5月25日
コスモ石油は17日、日揮ホールディングス、レボインターナショナルと合同で設立したSAFFAIRE SKY ENERGYが国内初となる廃食用油を原料とした国産SAF(持続可能な航空燃料)の大規模生産実証設備の起工式を行ったと発表した。
2025年に大阪・関西万博で供給が開始される予定のSAFの生産について、100%国産の廃食用油を使用し、年間約3万キロリットルのSAFを生産する設備を建設する。2024年度内に完成・運転開始される予定で、同設備からはバイオプラスチックの原料であるバイオナフサやリニューアブルディーゼルも生産される。
同事業ではレボインターナショナルと日揮HDが連携して原料の廃食用油を調達する。SAF生産と需要家への販売をコスモエネルギーグループ(コスモ石油とコスモ石油マーケティング)が担い、国内初となるSAFサプライチェーンの構築に向けた取り組みを加速させる。
■ 設備投資概要
建設予定地:大阪府堺市西区築港新町(コスモ石油 堺製油所内)
SAF生産能力:約3万キロリットル/年
原料:国産廃食用油
運転開始予定:2024年度内