ヨコオ、群馬の富岡工場に新研究棟
2023年5月26日
ヨコオは24日、富岡工場(群馬県富岡市)敷地内で、主にものづくりに関する研究・開発を行う新棟「Micro Process R&D Center」の落成式を行ったと発表した。
新棟の1階部分は、同社コア技術である微細精密加工の研究・開発や生産効率向上の技術開発を行うほか、AGV(無人搬送車)やツール自動交換などを活用して生産工程の完全自動化・無人化に向けた研究を行う。また、従業員の健康を考慮し、金属切削時に飛散するオイルミストや臭気を抑える最新設備の導入も検討されている。
2階では、生産システムや設備設計の執務エリアと、現在、人の手で組み立てや検査を行っている超極細プローブの製造自動化に向けたAIやロボットを活用した研究・開発を行う。さらに、ものづくり研修センターとしても機能し、基本スキルの習得や各部門で実際に使用しているものと同様の製造ラインを備え付けることで、実践演習が可能な製造ラインを整備した。
3階には、国際色豊かな従業員の多様なニーズに応える食堂、セミナールーム、礼拝堂などを備えた共有フロアになっている。
■ MPセンター概要
名称:Micro Process R&D Center(通称:MPセンター)
所在地:群馬県富岡市神農原1112番地(富岡工場)
総工費:約30億円
建築面積:2,300㎡
総床面積:7,000㎡(3階建て)
建築構造:鉄骨造(S造)
設計施工:タルヤ建設(株)
稼働日:2023年4月1日