ケンミン食品、篠山工場に米めん製造施設
2023年5月31日
ビーフン、フォーなどを製造するケンミン食品(兵庫県神戸市)は23日、兵庫県丹波篠山市の篠山工場で、米めん製造施設を新設すると発表した。
設備投資額は約4,000万円。国産米を使用したビーフンを始めとする米めんの開発を行う製造施設を新設する。2023年12月の稼働開始を予定している。
同社の米めん製造拠点は2000年以降、米めん製造に適するインディカ米が日本国内でほとんど生産されていないことから、全て自社工場のケンミン・タイで製造している。
一方で、日本人の米消費量は減少傾向にある。日本人の食事スタイルが従来の米食からパンやラーメン、うどんなどの小麦食にシフトしていることや、人口減少の影響が考えられている。そうした状況下で、日本の重要な産業・文化である稲作に貢献するため国産米を使用した製造施設の建設を決定した。
今回の製造施設建設にあたり、農林水産省の「2022年度米粉利用拡大支援対策事業補助金のうち米粉商品開発等支援対策事業」に申請し、補助金交付の認可を受けている。
■ 設備投資概要
所在地:兵庫県丹波篠山市泉2-7
設備投資額:約4,000万円(補助金額約700万円)
生産商品:ライスパスタ、ライスラーメン、ビーフンなど
稼働予定:2023年12月