クラシエ薬品、中国山東省に新工場竣工
2023年6月2日
クラシエ薬品は5月30日、中国で2つ目となる工場を山東省威海市に建設したと発表した。
クラシエ製薬は現在、中国山東省青島市と大阪府高槻市の工場でエキス粉末を製造し、富山県高岡市の工場で細粒剤や錠剤などの製剤化と最終製品の包装を行っている。
今回、今後の医療用漢方薬と一般用漢方薬の国内需要拡大を見越し、中国でエキス粉末の製造プラントを増設し、漢方薬の供給体制を増強する。
新工場では、生薬保管倉庫の併設に加え、最新の技術を活用して省人化や効率化を実現し、省エネやCO2排出量の削減を目指す。
■ 新工場概要
会社名:威海華鐘製薬有限公司
所在地:中華人民共和国山東省威海市臨港経済技術開発区江蘇東路499号
敷地面積:66,517㎡
延床面積:28,705㎡
建築面積:8,090㎡
生産能力:エキス粉末最大400トン(年間)
生薬保管能力:約3,200トン
生産品目:葛根湯エキス粉末、人参養栄湯エキス粉末、補中益気湯エキス粉末等
省エネルギー率:37%削減(フル生産時)(同様の生産プロセスを持つ既存プラントとの単位生産量当たりの比較)
CO2排出削減率:79.0%削減(I-REC 2100%活用時)(同様の生産プロセスを持つ既存プラントとの単位生産量当たりの比較)
竣工:2023年5月27日