トランザクションは5月31日、子会社であるクラフトワークの第2工場建設に関する工場請負契約を締結すると発表した。

　トランザクショングループでは、カスタムメイド雑貨事業とオリジナル雑貨事業を主力事業とし、クラフトワークが最終加工となる印刷・検品・アッセンブリー等を行い、高品質で低価格な製品を短納期で提供することで、他社との差別化を図っている。
2019年には国内自社工場が完成し、最新の印刷設備の導入やECサイトからの受注と印刷工程の自動連携による効率化を進め、工場規模と生産能力を拡大し、内製化率を高めることで経営体質を改善してきた。

　現在の業績好調に伴い、協力会社への委託割合が増加していることから、需要に対応するため、当初計画していた第2工場の竣工を1年繰り上げて建設に着手する。

　第2工場では、既存設備の拡充に加え、最新設備の導入による生産能力の大幅な増強だけでなく、印刷と内職作業で、人・物の動線を追及した工場レイアウトにより業務効率を高めることで生産性向上を図る。将来的には、シルクスクリーン印刷やオンデマンド印刷をはじめとした特殊印刷における国内のトップシェア獲得を目指す。