スペラネクサス、静岡工場に医薬品製造設備
2023年6月8日
アステナホールディングスは2日、子会社でファインケミカル事業を担うスペラネクサスが静岡工場の敷地内で高薬理活性原薬製造設備を稼働させたと発表した。
主要機器は、反応蒸留器・晶析機(グラスライニング、500L)2機、計量用の安全キャビネット、ろ過乾燥機(270L)、シングルユース方式アイソレータを備えている。ロットサイズは最大20kg。機器単体の一次封じ込めと、設備施設の室圧制御による二次封じ込めの二重の管理を行う。
合成受託サービスでは、研究開発から申請支援まで、原薬に関わる業務についてワンストップで対応する。研究開発段階では、商用生産を見据えた合成ルートと処方設計を行い、競争力のある製法を提案する。
高薬理活性原薬製造における高付加価値なプロセス開発は、関連会社であるスペラファーマ(株)と協力して行う計画。
■ 設備投資概要
所在地:静岡県掛川市浜川新田1700(静岡工場)
設備:高薬理活性原薬製造設備【ハザードレベル4(OEL1~10㎍/㎥)対応】
稼働開始:2023年5月