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キユーピー、インドネシアで調味料の生産ライン増設

2023年7月6日

キユーピーは5日、グループ会社のキユーピーインドネシアの本社工場で、マヨネーズ・ドレッシングなど調味料の生産ラインを増設すると発表した。

 新ラインは2024年11月の稼働を予定し、生産能力を現在の約2.6倍に引き上げる。東南アジア最大の人口を有し経済成長を続けるインドネシア国内への供給体制を強化し、事業展開を加速させる。

 キユーピーインドネシアは、2013年にキユーピーの東南アジア4カ国目の生販拠点として設立した。食の洋風化や外食産業の発展などを背景に、業績は右肩上がりに伸長し、2022年度の売上は2019年度比で2倍以上に急拡大している。

 インドネシア国内は、今後さらなる人口増加が見込まれることに加え、経済成長により世帯所得も増加している。今回の増設は、インドネシア国内の需要増加を見据えた供給体制の強化を目的としている。増設するラインでは自動化設備を導入し、品質や生産性の向上に取り組む。さらに再生可能エネルギーへの転換なども検討し、2030年度までに生産量当たりのCO2排出量を50%以下(2018年度比)に削減する。

 キユーピーインドネシアでは、製造販売する全ての商品で「ハラル食品」の認証を取得している。今後も、インドネシアにおける食の多様化や、現地の食材・料理に合わせた商品やメニューの提案を通してインドネシアの食の発展に貢献していく。

■ 設備投資概要

工場名・所在地:キユーピーインドネシア本社工場(西ジャワ州ブカシ県)
投資額:約3,373億インドネシアルピア(約32億円)
※2023年6月末時点の為替レートで計算
主な生産品目:家庭用と業務用のマヨネーズ・ドレッシングなど
生産能力:年間約12,000t(既存ライン7,500tと合計すると年間約19,500t)
稼働開始予定:2024年11月

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