イーレックス、ベトナムに木質ペレット新工場
2023年7月12日
イーレックスは10日、ベトナムで計画を進めていた木質ペレット工場の起工式を行ったと発表した。
今回、ベトナムでのバイオマス発電所建設に先立ち、未利用となっている木質残渣等を木質ペレットに加工し、主に発電用燃料として活用、販売する事で再生可能エネルギーの開発・導入を推進する。
ベトナム国内の木質残渣等を使用した木質ペレット製造工場は、同社として初めてのプロジェクトであり、サクラグリーンエナジー合同会社(ベトナム国ハノイ市)との共同事業。約3ヘクタールの敷地に加工工場、原木ヤード、管理事務所を建設し、年間製造能力は15万トン。完成は2024年9月を予定している。
製造した木質ペレットは、石炭火力発電所から排出するCO2の削減を目的として、同社が検討を行っている石炭火力トランジッション(フューエルコンバージョン)への活用も検討している。
■ 新工場概要
事業運営:イーレックス・サクラ・バイオマス・イェンバイ工場
所在地:ベトナム国イエンバイ省
総投資額:20,400,000USD(約28億5600万円)※1USD=140円
生産能力:15万トン/年
販売開始予定:2025年1月