ローム、宮崎県国富町に新生産拠点
2023年7月13日
ロームは12日、薄膜型太陽電池モジュールを製造するソーラーフロンティアの旧国富工場を取得すると発表した。
工場の取得時期は2023年10月を予定しており、今後はロームグループの主力生産拠点として活用する計画。敷地面積は約40万㎡で建物面積は約23万㎡。生産棟は約11.5万㎡でSiCパワー半導体を中心に製造し、生産能力は2021年比で35倍まで向上する。工場は早ければ2024年末の稼働を目指すという。
敷地内の事務所、物流倉庫、研究開発拠点の計6万㎡と屋外実証エリアなどはソーラーフロンティアに貸与し、事業所として継続利用する予定。
自動車や産業機器市場では、環境負荷の低減、カーボンニュートラルを達成するため、電動化を中心に技術革新が進んでおり、パワー半導体やアナログ半導体を中心に需要が増加している。半導体市場のさらなる拡大が見込まれる中、安定供給体制を構築するため、SiCを中心にロームグループにおける生産能力の拡大を図る。
■ 新工場概要
所在地:宮崎県東諸県郡国富町田尻1815番地
敷地面積:約400,000㎡
建物延床面積:約230,000㎡
建物概要:生産棟、 物流倉庫、事務所など
主な生産品:SiCパワー半導体
生産能力:35倍(2021年比)
稼働開始予定:2024年末