UDトラックス、羽生工場をユニキャリアへ譲渡
2016年4月4日
大型・中型トラックの製造販売を行うUDトラックス(埼玉県上尾市)は3月31日、埼玉県羽生市の羽生工場をユニキャリアに譲渡すると発表した。
羽生工場では、現在同社向けトラック用マニュアルトランスミッションの生産を行っている。今回、羽生工場をフォークリフト大手のユニキャリアに譲渡することにより、12年より進めてきた生産体制最適化策を更に前進させ、経営資源の更なる集中を図る。
同社は14年にも、生産体制最適化策の一環として、ユニキャリアの子会社であるグローバルコンポーネントテクノロノジーへ、鴻巣工場を譲渡している。今回の羽生工場においても、ビジネスパートナーであるユニキャリアとUDトラックスの事業戦略による狙いが一致したため、合意に至った。
今後、工場建屋、設備、敷地の譲渡後も、UDトラックス向けマニュアルトランスミッションの一部を継続的に生産する予定であり、UDトラックスが当面の間、生産管理に携わる。その後、段階的にユニキャリアへ工場運営を移管し、UDトラックスで培かってきたノウハウを伝えていきつつ、両者は今後もビジネスパートナーとして、共に事業の最適化を図るとしている。
■ 羽生工場概要
所在地:埼玉県羽生市小松台2丁目705番地24
敷地面積:約20,000㎡
主な生産品目:トラック用マニュアルトランスミッション