中部電力ミライズは25日、ソミック石川とソミック石川豊岡工場（静岡県磐田市）に設置する太陽光発電設備を活用した「オンサイト・オフサイト複合型PPAサービス」の導入に関する契約を締結したと発表した。

　ソミック石川は、2021年8月から中部電力ミライズのオンサイトPPAサービスにより豊岡工場の屋上に設置した太陽光発電（約293kW）の電気を、同工場で使用している。今後、ソミック石川と中部電力ミライズは、オンサイトPPAサービスを拡充し、豊岡工場の太陽光発電設備を約293kWから約874kWへ増設する。

　増設する設備は2023年11月から運転開始予定で、発電した電気は引き続き同工場で使用する。また、同工場の消費量を上回り余剰となる電気は、新たに導入する中部電力ミライズのオフサイトPPAサービスに基づき、ソミック石川の鶴見工場（静岡県浜松市）で使用する。

　オンサイト・オフサイト複合型PPAサービスを活用することにより、ソミック石川は、豊岡工場の屋上を最大限に有効活用して発電した電気を余すことなく自社内で使用することができる。また、CO2排出量は年間約350トン削減できる見込み。