東京応化工業、韓国・仁川工場に新検査棟を建設
2023年8月9日
東京応化工業は8日、連結子会社であるTOK尖端材料(仁川広域市、以下:TOKAM)の仁川工場に新検査棟を建設すると発表した。
同社は顧客密着戦略のもと、韓国におけるフォトレジストの研究開発・製造・販売拠点として2012年にTOKAMを設立した。TOKAMは韓国における同社グループ製品の採用拡大をけん引しており、現在では、同社連結売上高における韓国向け売上高の割合は12.5%を占めている(2022年12月期実績)。
今回、韓国半導体市場における需要拡大に伴い、製品のさらなる高品質化と供給能力拡大を目的として、TOKAMにおける新検査棟の建設を決定した。
新検査棟には新たな検査装置を導入する予定で、製品の品質や検査効率の向上を見込んでいる。加えて、将来の需要増加にも対応できる拡張性を備えるほか、働く人にとって安全で快適な建物となるよう設計する。
同社グループは、2022年2月に発表した「tok中期計画2024」の3カ年で、過去最大規模となる600億円以上の設備投資を計画している。今後も中長期的な半導体市場の成長に対応するため、積極的な設備投資を実施し、グローバルサプライチェーンを強化していく。
■ 新棟概要
所在地:大韓民国 仁川広域市
投資額:70億円以上(予定)
建築面積:1,540㎡
着工予定:2023年11月
稼働開始予定:2026年上期