工場・物流施設を中心とした設備投資情報を配信

神戸天然物化学、出雲第二工場で設備増強

2023年8月21日

神戸天然物化学は18日、出雲第二工場(島根県出雲市)に半導体関連材料とディスプレイ関連材料の新製造設備を設置すると発表した。

 現在、機能材料事業分野における既存設備は稼働率が高まっている一方で、外部需要は増加している。こうした背景から同分野では、既存事業の更なる拡大と高度な金属不純物管理が求められる新規案件の獲得を目指し、新規工場設備を取得する。

 同投資計画については建設費が20億円程度と見積もっていたが、資材の高騰や導入設備の検討を繰り返す中、建設費は26億円程度になる見込み。また、出雲第一工場の医薬品中間体製造設備の投資計画は製造見込であった医薬中間体の需要予測に変化が生じたため、一旦、中止とすることとした。

■ 設備投資概要

名称:FP-4棟
所在地:島根県出雲市長浜町1372の12(出雲工場(第二工場))
投資額:約26億円
建築面積:640㎡
建物概要:鉄骨造2階建て
用途:半導体関連材料とディスプレイ関連材料の製造
資金調達方法:自己資金と借入金
竣工予定:2025年7月
※新工場の付帯設備として機械棟も新規取得予定。

このエントリーをはてなブックマークに追加