日本合成化学工業、大垣工場を増設/OPLフィルムの増産/80億円を投資
2016年4月5日
機能性樹脂、機能性フィルム、情報電子材料、医薬原薬・中間体などを製造する日本合成化学工業(大阪市北区)は4月1日、光学用ポリビニルアルコールフィルム(商品名:OPLフィルム)の生産設備を増設すると発表した。
投資額は約80億円、2017年度第2四半期に完工を予定する。
OPLフィルムは、液晶テレビやスマートフォンなどの液晶ディスプレイの主要部材である偏光フィルムの素材として使用されている。
今後、液晶ディスプレイの新興国への普及や画面サイズの大型化などにより、光学用ポリビニルアルコールフィルムの需要増が予想されることから、大垣工場に年産1,800万㎡の第7系列生産設備の増設を決定した。
増設により、第7系列完成後の生産能力は年産合計10,600万㎡となる。なお、第7系列は、第6系列と同様に最大幅4.8m品の生産が可能であるとともに、更なる技術改良を加えた設計であり、変化する市場のニーズに対応した設備となっている。
■ 増設概要
所在地:岐阜県大垣市神田町2-35(日本合成化学工業 大垣工場)
投資額:約80億円(本体設備他)
主な生産品目:光学用ポリビニルアルコールフィルム(商品名:OPLフィルム)
完工予定:2017年度第2四半期