東海理化は24日、米の事業強化に向けた生産拠点の再編を進めるため、北米子会社のTRIN, Inc.を2024年9月に閉鎖すると発表した。

　同社は2022年5月公表の中期経営計画に基づき、北米市場での競争力を強化するためメキシコでの生産基盤の強化と拡張、米国生産拠点の再構築に取り組んでいる。

　今回、米国生産拠点の再構築として、TRINの生産をTAC Manufacturing, Inc., TRMI, Inc.(共にミシガン州の東海理化子会社）へ順次移管し、2024年3月までに米国3生産拠点の生産再編を図る。

　これにより、工程の集約・近接化などによる生産効率向上と固定費削減を進めて、収益体質の強化を図り、重点市場である北米での更なる競争力強化を実現する。2024年以降の生産増への対応としてはメキシコ拠点（TOKAI RIKA MEXICO, S.A.DEC.V.）の能力増強を行い、シフトバイワイヤ等の拡販への対応を進める計画。