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九州電力、北九州市に6号機発電所建設

2023年8月28日

九州電力は25日、福岡県北九州市の新小倉発電所敷地内に6号機となる発電所を建設すると発表した。

 新小倉発電所は、1961年に初号機である1号機が石炭火力発電所として運転を開始して以降、エネルギー構造や電源構成の変化に対応するため石油を経てLNGへ転換して、同社初のLNG専焼火力発電所として電力を安定供給してきた。

 現在は、設備の老朽化に伴い1、2、4号機は既に廃止。3号機、5号機については高効率な1,650℃級のガスタービン・コンバインドサイクル発電設備(出力約60万kW×2基)への設備更新を行うことを検討している。

 設備更新により電力の安定供給と電源の低炭素化に寄与するとともに、事業環境に応じてカーボンフリー燃料を導入する等、電源の脱炭素化へ取組むことで、政府が掲げる2050年カーボンニュートラルにも貢献する。

■ 発電所概要

事業の名称:(仮称)新小倉発電所6号機建設計画
所在地:福岡県北九州市小倉北区西港町64番地1(九州電力 新小倉発電所敷地内)
原動力の種類:ガスタービンと汽力(コンバインドサイクル発電方式)
出力現状:120万kW(3号機、5号機各60万kW)
将来:約120万kW(6号機(1軸)、6号機(2軸)各約60万kW)
燃料:天然ガス
工事開始予定:2027年
運転開始予定:6号機(1軸) 2030年
      :6号機(2軸) 2031年

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