オリエンタル酵母工業、埼玉工場を閉鎖
2023年8月29日
日清製粉グループのオリエンタル酵母工業は24日、今年12月末に埼玉工場(埼玉県新座市)を閉鎖すると発表した。
同社のフラワーペースト事業は1964年に開始し、現在は埼玉工場、びわ工場(滋賀県長浜市)の2工場体制で生産している。1969年に建設された埼玉工場は老朽化や立地環境の変化等の課題を抱えていたことから、最適な生産体制を検討していた。
今回、埼玉工場で生産しているフラワーペーストを、びわ工場に移管し工場を集約することで、生産効率の向上とコスト競争力の強化を図る。
2023年12月末には全ての移管を完了し埼玉工場での生産を終了させる。埼玉工場の従業員については、同社グループの拠点へ配置転換(異動)を進める。工場跡地については、有効な活用方法を検討していく予定。
■ 埼玉工場概要
所在地:埼玉県新座市野火止三丁目9番7号
建設:1969年7月
従業員数:31名(契約社員含む)
敷地面積:10,946㎡
生産品目:フラワーペーストなど
閉鎖予定:2023年12月末
【びわ工場】
所在地:滋賀県長浜市川道町759-6
建設:1996年4月
従業員数:69名(契約社員含む)
敷地面積:36,570.83㎡
生産品目:フラワーペースト、粉末かんすい、パン品質改良剤、ベーキングパウダーなど