関東精機、江田工場E3棟が竣工
2023年8月30日
関東精機は29日、群馬県前橋市の江田工場敷地内に建設を進めていたE3棟が竣工したと発表した。
近年、同社の主力製品である「オイルマチック」(油温自動調整機)の技術が半導体製造装置にも応用され、需要の増加に伴い生産能力拡大や生産性向上、供給の安定化が課題となっていた。
竣工したE3棟は、生産能力を1.5倍にし、生産性を現行比で20%向上させるとともに、本社工場との連携によるリスク分散を図る。さらに、屋根にはパネル容量100Kwの太陽光発電システムも採用し、自然エネルギーの活用とCO2排出量の削減を目指す。
同社は今後、2025年度を最終年度とする中期経営計画「STEP2025」に基づき、E3棟をデジタル化・ロボット化などスマート工場のモデルと位置づけ、旗艦工場として活用を進める計画。
■ 新工場概要
名称:関東精機(株)江田工場E3棟
建設場所:群馬県前橋市江田町456(江田工場敷地内)
投資額:約7億円
延床面積:約2000㎡
階数:地上2階建て鉄骨造
設計監理:(株)石井設計
施工:佐田建設(株)
着工:2022年10月
竣工:2023年8月
本格稼働開始予定:2023年11月